「系列」は、模様や印などが、ある規則や約束に従って並んでいる列に、ところどころに空欄があり、そこにあてはまるものを答える問題です。
小学校受験の入試で昔から出されてきた問題でもあります。
上図1のような問題を簡単に解く方法は、「まる、しかく、さんかく、まる、しかく、さんかく…」や「ま、し、さ、ま、し、さ…」とリズムよく口ずさんでみるのが一番です。
口ずさんでいるうちに、並び方の決まりが自然にわかってきます。
難しい場合は、並んでいるも列の中で同じ印を見つけ、そこに左右のひとさし指で押さえてみて、同時に右に移動させたり左に移動させたりすることで、空欄に何が入るかが分かります。
基本的な問題は、これらの方法で比較的簡単に規則性や法則性を見つけることができますが、図2のような問題になってくると少し難易度が高くなってきます。
このように×の間に△と□が交互に出てくる問題などは、指の置き方で迷い、間違えることが多いです。
図3のように指をおいてやってみましょう。
さらに、難しくなってくると、「位置」「回転」「量」など、図4のように様々なタイプのものがあります。
難しいタイプの問題も、あの手この手で出てきますが、最初は大人と一緒に、遊び感覚で決まりを見つけていくと、子どもは面白がって取り組むことができます。
決まりを見つけることができたら、空欄に推測した答えを仮に入れてみます。そして、発見した決まりが崩れないかどうかを確かめてみたらいいのです。
この「系列」シリーズをしっかり学習していくことで、全体把握能力や推理する力が身についていくでしょう。
まずはStep.1から始めてください。