「かくれた数」は、小学校受験の「数」の分野では、以前よりよく出題される問題です。
「かくれた数」教材の基本的なパターンとしては、まず、いくつかの絵や形などが規則通りに並んでいるところに対して、上から部分的に隠されているものが提示されます。
その隠れて見えない場所のものを推測したうえで、その数を問います。
例えば、次のような問題です。
まずは見えている絵を確認し、そこから見えないところの絵を確認する力が必要です。
見えない絵を数えるときには、数え間違いのないようにしましょう。
まわりの絵との間隔をよく見て、まずは鉛筆でしるしをつけながら数えて練習しましょう。
練習を重ねるにつれ、数え忘れや、数え間違いなどのケアレスミスを防ぐことができます。
難易度が上がるにつれ、並んでいるものの数や種類が増えて複雑になっていきます。
当教材のStep.2では下記のような問題となります。
数える絵が2種類になっており、前述の問題よりも少し難しくなっています。
まずは見えている絵の規則性を確認しましょう。この場合は、にんじんとキャベツが1列ごとに交互に並んでいます。
数え方はいろいろあると思いますが、ここではどちらか片方の絵から数えてみます。
今回はにんじんから、しるしをつけながら数えてみました。
次にキャベツを数えてみます。しるしを変えると数えやすいですね。
しるしの形を変えたり、色を変えるなど、工夫して取り組んでみてください。
さらに当教材のStep.3まで進むと、さまざまな種類の問題が出てきます。
どの問題も最初に、並び方の決まりを見つけることが大切です。
並び方の約束を発見できたら、その約束にしたがって絵や形を入れていきましょう。
複雑になると、大人でも考えこんでしまうような問題もあります。
これを機会に、保護者の方もお子様と一緒にお遊び感覚で、楽しみながら取り組んでみてください。
「かくれた数」の学習は、「系列」シリーズともつながります。
しっかりと学習していくことで、全体把握能力・推理、思考する能力が身についていくでしょう。