「影のかたち」は、ものの影(シルエット)を考える問題です。「投影図」ともいいます。
例題を見ていきましょう。
こちらについてはほとんど迷いはないでしょう。多くのお子さんは解答できると思います。
もし、お子さんが戸惑うようなことがあれば、右の絵のほうを黒く塗りつぶして影絵をつくってみてください。問題に慣れないうちはそれも一つの方法です。
小学校受験においては、2つ、あるいは3つの形を重ねるとどんな影ができるのかを問う問題も出題されます。
重なる形が増えれば増えるほど難易度は高まり、形の重なり方によっては少々てこずる問題も出てきます。
入試では短時間での解答が要求されるので、一つのことにいつまでも迷っている時間はありません。
受験を考えているご家庭では、正しく問題を聞き、スムーズに答えられるよう練習してください。
「影のかたち」の問題に興味を持たせたり、理解度をより深く得るための実体験としては、昔からある「影ふみ鬼ごっこ」や、手を使って影絵をつくる「影遊び」などでしょう。やってみるといろいろな発見ができ、プリントでの問題も難なくこなせるようになると思います。
幼児期は「遊び」から得る「学び」が最も重要です。やはり経験に勝るものはありませんので、プリントとともに実体験もさせるようにしましょう。