「さるかにがっせん」日本の民話
ある日のことです。おかあさんガニがおにぎりをひろいました。そこへおなかをすかせたサルがやってきて、持っていたかきのたねと、おかあさんガニのおにぎりとをとりかえっこします。
「このたねひとつで、かきのみがいっぱいにできる。おにぎりより、おなかがいっぱいになるよ。」
おかあさんガニは、子ガニたちと、毎日かきの木に水をやり、やがてたくさんのかきのみが実ります。
しかし、木にのぼることのできないカニたちは、かきの実をとることができません。そこへ、サルがやってきます。
いじわるなサルは、かきの実をひとりじめにした上に、おかあさんガニにかきの実を投げつけ大怪我をさせてしまいます。
それを見たハチは、たいそう怒って、サルをこらしめようと、仲間を集めます。
さてさて、いじわるなサルを反省させることができるのでしょうか。
ハラハラドキドキの「さるかにがっせん」をお楽しみください。