「みにくいあひるのこ」アンデルセン童話
一羽のあひるのおかあさんから生まれた「みにくいあひるのこ」は、一緒にうまれた他のひなたちと比べて、みにくい自分の姿をかなしみ、おかあさんのところを離れ、旅にでます。
その旅の途中でも、さまざまな辛い言葉を投げかけられるのです。
「どうしてぼくだけこんなにみにくいんだろう」
ずっと、こんな思いを抱えて旅をするあひるの子。
しかし、秋が過ぎ、冬を越え、春がやってきたとき、いつの間にか大人になっていたあひるの子は、自分があひるではなく美しい白鳥であったことに気付きます。
そして、白鳥の仲間に受け入れられ、仲間と共に大空に羽ばたきました。
どんなに辛くても、生きていれば幸せになる可能性がある。
このお話を聞いて、そんな気持ちになっていただけたらなと思います。